iPhoneの画面を割ってしまうと、そのままにしておかず修理が必要です。
ですが、最近のiPhoneは端末自体が高騰しており、修理するにも高いのでは?とお困りではないでしょうか。
修理するにあたって、まずiPhoneで採用されている画面の種類や特徴、また修理金額についても触れてみたいと思います!
・・・・・・・・・・
最近のiPhoneに搭載されている有機ELディスプレイ(OLED)は、近年のスマートフォン技術において注目を集めています。液晶ディスプレイ(LCD)から進化した有機ELは、画質や視覚体験の向上に貢献し、さらに新たなユーザー体験を提供しています。しかし、その優れた特徴とともに、いくつかのデメリットも存在します。本記事では、iPhoneに搭載されている有機ELディスプレイのメリットとデメリットを詳しく解説します。
コンテンツ
有機ELディスプレイの特徴
1. 優れた画質
有機ELディスプレイは、液晶ディスプレイとは異なり、個別のピクセルが光を発するため、非常に高いコントラスト比を実現しています。黒色は完全に「真っ黒」となり、暗いシーンでも細部が鮮明に表現されます。これにより、映画やゲームの視覚体験が格段に向上します。また、色彩が鮮やかで、発色が豊かなため、映像が非常にリアルに感じられます。
さらに、有機ELは広い視野角を持っており、斜めから見ても色や明るさがほとんど変化しません。これにより、複数人で画面を共有する際にも視覚的な一貫性を保つことができます。
2. 薄型化と省エネルギー
有機ELディスプレイは非常に薄く、軽量です。これにより、iPhoneのデザインが一層スリムになり、手に取ったときの持ちやすさが向上します。また、バックライトが不要なため、省エネルギー性能が高く、バッテリーの消費を抑えることができます。特に、暗い背景で使用する場合、消費電力が少なくなるため、バッテリーの持ちが向上します。
iPhoneにおけるOLEDディスプレイ採用モデル
iPhoneで初めてOLEDディスプレイが採用されたのは、2017年に発売されたiPhone Xです。これにより、iPhoneのディスプレイは従来の液晶から一新され、視覚的な体験が大きく向上しました。iPhone X以降、OLEDディスプレイはハイエンドモデルに搭載され続けており、特にiPhone 11シリーズからは、iPhone 11 ProおよびiPhone 11 Pro MaxにOLEDディスプレイが搭載され、さらにその後のiPhone 12シリーズ~iPhone 16シリーズの全モデルにも採用が広がりました。
これにより、iPhone X以降のハイエンドモデルは、画質の面で一歩進んだ体験を提供することができるようになったと言えます。
わかりやすく言えば、iPhone8シリーズまでとiPhoneXシリーズ以降では画面の材質そのものが変わった、ということですね!
他のOLEDディスプレイが採用されている家電
有機ELディスプレイはスマートフォンだけでなく、他の家電製品やデバイスにも広く採用されています。例えば、家庭用の薄型テレビでは、OLEDディスプレイが普及してきています。特に、LGやソニー、パナソニックなどの大手メーカーは、高画質を提供するためにOLED技術を採用したテレビを販売しており、画質にこだわるユーザーから高い評価を受けています。OLEDテレビは、深い黒色と高いコントラスト比を実現するため、映画やスポーツ、ゲームなどで圧倒的な視覚体験を提供します。
また、スマートウォッチや高級デジタルカメラ、電子レンジや洗濯機のディスプレイにもOLEDが使用されることが増えており、これらの製品においても視覚的な鮮明さや色彩の美しさを引き出すために活用されています。
有機ELディスプレイのデメリット
1. 耐久性の問題
有機ELディスプレイは、液晶ディスプレイに比べて比較的デリケートです。例えば、ディスプレイに強い衝撃を与えたり、落下させたりすると、画面が割れる、または表示不良が発生する可能性があります。液晶ディスプレイよりも非常に薄型で高い精度で作られているため、衝撃を吸収しきれないことがあります。
どちらが壊れやすいか?というものではないですが有機ELディスプレイの方が、例えばちょっとしたキズや損傷でも画面が映らなくなったりタッチが効かなくなる、という症例数が多い気がします。
また、有機ELディスプレイは長時間使用することで「焼き付き」現象が発生することがあります。焼き付きとは、同じ画像が長時間表示された結果、画面に残像が残る現象です。特に、静止画やUIが常に表示されるアプリケーションを長時間使用すると、焼き付きが発生しやすくなります。この現象は一度発生すると修正が難しく、視覚的な不快感を与えることがあります。
(但しこれは液晶ディスプレイでも起こり得るものなので、iPhone6sやiPhone8だとならないというものでもありません。)
2. 高価格
有機ELディスプレイは製造コストが高いため、iPhoneの価格が液晶ディスプレイを使用しているモデルよりも高くなります。これはiPhone自体の値段が上がり続けている原因の一つでもあります。加えて、万が一ディスプレイに損傷が生じた場合、修理費用も高額になります。特に有機ELディスプレイの交換費用は高額になることが多いため、修理を考慮する際には十分な注意が必要です。
ちなみにスマホBuyerJapan C-one店でiPhone13の画面交換をする場合の比較がこちらです。
iPhone13 画面交換
①TFT互換パネル(液晶ディスプレイ) 11,000円(税込み・作業料込み)
②OLED互換パネル(有機ELディスプレイ) 19,800円(税込み・作業料込み)
③OLED純正同等品質パネル(有機ELディスプレイ) 23,100円(税込み・作業料込み)
(25年1月現在の修理価格)
このように、液晶素材の場合はかなり修理代金を抑えることができます。
有機ELディスプレイではなくなるので、有機EL素材のメリットである「薄型である点」や「発色・画質がキレイな点」が損なわれますが、「近々機種変更するので一旦直せればいい!」「データだけ取り出せればいいから安く直したい!」「LINEやYouTubeくらいでしか使わないから液晶素材でも問題無い!」というお客様にはオススメできます。
もちろん、機種変更せずまだ2年3年と長持ちさせたいという方には有機ELディスプレイのご用意もありますので、修理をご検討の際にはこちらを踏まえてスタッフへご相談くださいね!
まとめ
iPhoneに搭載されている有機ELディスプレイは、圧倒的な画質、広い視野角、省エネルギー性能など、優れた特徴を持つ一方で、耐久性や価格に関するデメリットも存在します。特に、強い衝撃による破損や焼き付き現象は、有機ELディスプレイの使用において注意すべきポイントです。そのため、ディスプレイの保護には、画面保護フィルムやケースを使用することが重要です。
もちろんベストは修理しないこと(Apple純正の有機ELディスプレイを使い続けること)ですが、画面の損傷やタッチ不良が起こった場合はそのままにせず是非お気軽にご相談ください。
最短20分で画面交換が可能です!
アクセスマップ
スマホBuyerJapan C-one店(iPhoneのことなら!即日お返し可能です!)
住所:〒260-0015 千葉県千葉市中央区富士見2丁目25-1 C-one内(GoogleMapで開く)
営業時間:10~20時(休店日:C-one休館日に準ずる)
TEL:043-216-3944
最寄り駅:JR千葉駅・京成千葉駅 徒歩1分